森林浴でリフレッシュをしたいと思ったなら、ぜひ「白神山地」に行ってみてください。
白神山地(しらかみさんち)は、青森県と秋田県にまたがる、東アジアで最大の原生ブナ林です。
1993年に日本初の世界遺産に登録された地域として知られており、
クマゲラやイヌワシなど大変貴重な生き物が生息しています。
雄大な自然を体感できる散策道が整備されており、初心者でもトレッキングを楽しめます。
人の手が加えられていない自然の姿を見ながら、絶景ポイントを目指すのも良いですね!
この「白神山地」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
「白神山地」のおすすめ観光スポット3選
世界遺産に登録されている「白神山地」はとても有名な場所ですが、ひとことで白神山地と言っても、とっても広いんです。白神山地の全体の面積は約1300平方キロメートルとも言われており、東京ドーム約2万7800個分!!途方もない広大な土地であることはわかると思います。
観光スポットも秋田県側から行ったほうが良いところと、青森県からのアクセスが便利なところなどに分かれますので、ここではイメージしやすいように、観光名所が白神山地のどのあたりにあるかも明示していきますね。
それではおすすめの観光スポットを3つお伝えします。
白神山地世界遺産センター(藤里館)の特徴と地図
ひとつめのおすすめスポットは、白神山地世界遺産センター(藤里館)ふじさとかんです。白神山地全体でいうと南地域、都道府県でいうと秋田県の最北端にあります。
白神山地の世界遺産登録区域の約4分の1が秋田県に属しているのですが、そのすべては藤里町の町域内です。まさに、世界遺産の町ですね!
その「白神山地のふもと」にあり、秋田県側からの観光の拠点となるのが、白神山地世界遺産センター(藤里館)です。
ガイドブックやパンフレット、マップなどが置いてあり、白神山地に関するさまざまな展示や説明など情報が手に入ります。
ここで白神山地の全体像について軽く予習をするのがおすすめ。事前知識がちょっとあるだけで、そのあとの散策がぐんと楽しくなります♪
遺産センター周辺では、植物観察・野鳥観察・季節に応じて虫捕りや川遊びなどができるので、子どもたちも楽しく遊ぶことができますよ。
この施設で森の教養を深めたあとに、岳岱(だけだい)にある巨大ブナの木へのトレッキングで実際に雄大な自然を体感するのも良い思い出になりそう!
お気に入りの絶景スポットでフォトジェニックな美しい自然の写真を撮るのもいいですね。
お楽しみは新緑や紅葉の季節だけではありません。
冬にも近くでかんじき体験や冬キャンプができ、一年中楽しめるところです。
白神山地世界遺産センター 藤里館
〒018-3201
秋田県山本郡藤里町藤琴里栗63
白神山地世界遺産センター(藤里館)へのアクセス
【電車とバス・タクシーで行く場合】
最寄り駅:JR奥羽線二ツ井駅
JR秋田駅から電車で60分(奥羽本線下り 東能代・弘前方面)
バス:JR二ツ井駅からバスで30分
(秋北バス 真名子行き・熊の岱行き乗車「湯の沢温泉」下車)
タクシー:JR二ツ井駅からタクシーで約20分
【車で行く場合】
秋田道二ツ井白神ICから車で15分。
センター内に駐車場あり
十二湖(青池)の特徴と地図
十二湖(青池)(じゅうにこ・あおいけ)は、青森県の西部に位置し、日本海に近い場所にあります。
白神山地の西側には大小さまざまな33個の湖があります。
33個の湖ですが「十二湖」と呼ばれているのは、崩山(くずれやま)という山にある「大崩(おおくずれ)展望所」という景勝地から見える湖の数が12個だったから、と言われています。
十二湖の中でも、特に有名なのが「青池(あおいけ)」です。
とても透明度が高く、まるで青のインクを流し込んだような美しい色の湖面を持つ湖です。
1年の中では5月下旬から7月下旬が青池の最大の見ごろ。太陽の日照角度が高いので、青色が鮮やかにみえます。
正午前後に行くと、湖が透き通ったブルーになりますし、午後は濃紺の美しいブルーに見えます。
時間によって色が変化してきらきら輝く様子は必見です!
この青池、なぜ青いのかは未だに謎なのだそう。神秘的ですね。
青池
〒038-2206
青森県西津軽郡深浦町松神
十二湖(青池)へのアクセス
【電車とバスで行く場合】
最寄り駅:JR五能線の十二湖駅 (JR秋田駅→リゾートしらかみ(JR五能線)→JR十二湖駅のルートが便利です)
バス: 十二湖駅から弘南バスの十二湖線に乗り、「奥十二湖駐車場」停留所で下車。※バスの所要時間は約15分です。
バス停から青池までは徒歩で約10~20分ほどです。
【車で行く場合】
青森市から青池までは車で約2時間半~3時間ほど。
最寄りの駐車場:森の物産館キョロロ(駐車料金は1回500円)
駐車場から青池までは徒歩で約30分です。
白神山地にある暗門の滝の特徴と地図
観光スポットとして人気の高い暗門の滝(あんもんのたき)は、白神山地の南西部、岩木川の上流地域にあります。青森県の弘前市からのアクセスが便利です。
「白神山地のトレッキング」といえばこの暗門の滝を目指すことを指す場合も多いです。
道も整備されているので、散策初心者でも比較的挑戦しやすいです。(冬期は閉鎖)
暗門の滝は、津軽地方の母なる川と呼ばれる「岩木川」の支流にある3つの大きな滝です。
・第三の滝(落差26m)
・第二の滝(落差37m)
・第一の滝(落差42m)
ブナ・松などの木が生い茂る、整備された暗門川のそばを通りながら、最初の「第三の滝」から「第二の滝」、そして一番上の「第一の滝」へと至ります。
「第一の滝」が一番大きく迫力があります。ぜひガイド付のツアーで出かけてみてください。
(第一の滝への道は未整備で自己責任となっています。ガイドさんに道案内を頼むのが安心です)
紅葉時期の美しさは格別ですが、新緑の時期や緑が深まる夏場も素敵な景色に出会えますよ。
滝の近くにはマイナスイオンがたっぷりとあるそうなので、普段なかなかできない深呼吸をして、思いっきりさわやかな空気を吸い込んでください。
森の中では日常のストレスも忘れてリフレッシュできますね!
暗門の滝
〒036-1424
青森県中津軽郡西目屋村川原平
暗門の滝へのアクセス
【電車とバスで行く場合】
最寄り駅:JR弘前駅
バス: 弘前バスターミナルから「アクアグリーンビレッジANMON」まで直通バスが運行しています。ただし、バスの運行は期間限定で本数も少ないため、レンタカーの利用がいいかもしれません。
【車で行く場合】
北自動車道大鰐弘前ICから車で約1時間25分
最寄りの駐車場は「「アクアグリーンビレッジANMON」」の無料駐車場が利用できます。
駐車場から暗門の滝までは徒歩で約60分です。
※十二湖から暗門の滝に車で行く場合は、未舗装の山道(林道)のため、かなり運転しにくいと言われています。暗門の滝は弘前市から西に向かうルートが推奨されているようです。
「白神山地」入山ルールとマナーについて
白神山地への入山には、以下のルールとマナーがあります。
入山ルール:
核心地域への入山ルーについては規制されており、学術研究や報道機関の取材希望者は「入林許可申請」をします。
観光散策・登山目的で青森県側からの27区間「指定ルート」で入山する場合は届出の手続きが必要です。
入山マナー:
・決められた道を歩く
・動植物を大切にし、樹木を傷つけたり植物の採取をしない
・ゴミは持ち帰る
・ペットを連れていかない
・たき火は禁止
・世界遺産地域での釣りは禁止
・野生動物への餌付けは禁止
これらのルールとマナーは、白神山地の生活環境や生態系への影響を避けるために設けられています。
入山する際は、これらルールとマナーを守り、自然を尊重しながら観光しましょう。
また、登山は自己責任が原則です。
安全に楽しむために、十分な準備のうえ、白神山地を訪れてくださいね。
「白神山地」周辺のおすすめホテル
「白神山地」の周辺には、素敵なホテルや旅館があります。特に白神山地は広いので、お目当ての観光スポットに近くて快適に過ごせるホテルを選ぶのがベスト!
ここでは、観光スポットに近くて口コミでも高評価のホテルを3つご紹介しますね。
白神山地 ホテルゆとりあ藤里
この「白神山地 ホテルゆとりあ藤里」は、秋田県から白神山地に入山したいときの拠点としておすすめしたいホテルです。
秋田県山本郡藤里町にあり、一番の特徴は、宿泊もワーケーションも満足の施設が充実していることです。
館内には温泉やプール、トレーニングルームの他、仕事用のお部屋やセミナールームまであるんです!観光目的のみならず、仕事も兼ねて今流行りのワーケーション目的でも充実した時間が過ごせると人気のホテルです。
秋田県へ旅行するなら、やはり「きりたんぽ鍋」は食べてみたいお料理ですよね!
このホテルゆとりあ藤里では、冬季限定ですがきりたんぽ鍋が食べられるプランがあります。
地元産の川魚イワナのお刺身や、珍しいイワナの魚卵、白神マイタケ、白神山地周辺の地産ラム肉やジビエ料理などこのホテルならではの美味しいメニューがそろっています!
写真もたくさん出ていますのでご覧あれ。
大秋温泉 ブナの里 白神館
この「大秋温泉 ブナの里 白神館」は、青森県側から入る白神山地に一番近いホテル。暗門の滝へも車で25分ほどで行けます。
アクセスの良い町の中にあるのに、豊かな自然も感じられるお得なロケーションです。
一番の特徴は、青森県産や地元の西目屋村産の食材を使った豪華な夕食です!楽天の「夕食の良かった宿ランキング」で入賞した実績もある名物料理が楽しめます。味も量もどちらも大事!というよくばりさんにもおすすめです♪
また源泉かけ流しの温泉は、入ったあとはつるつるすべすべしたお肌になれると評判です!口コミにもたくさんためになる情報が書かれていますので、一度見てみてくださいね。
このホテルの紹介記事はこちら>>
アオーネ白神十二湖
この「アオーネ白神十二湖」は、広い敷地内に施設が点在するログコテージと集合棟和室の2種類のお部屋があるホテルです。
一番の特徴は北欧フィンランド製の本格的なログ造りのコテージです。
コテージは広い敷地内に点在しているので、お部屋で少々盛り上がっても大丈夫♪
子連れのファミリー旅行や、学生のグループ旅行にに特におすすめです。
各お部屋でいただく食事も、きれいな器の中に美味しい料理がたくさん並び、丁寧な盛り付けと味付けに大満足したという声が多くありました。どんなお食事が出てくるか、ぜひ確認してみてくださいね!
このホテルの紹介記事はこちら>>
「白神山地」のまとめ
「白神山地」は、世界遺産にも登録されている世界最大級の天然のブナ林が広がる地域です。
人の手が入っていないからこそ、自然の美が輝いている感じがしました。
この記事では白神山地の観光スポットと周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
白神山地を訪れたなら、ぜひ、迫力満点の森の中を歩きたいですね。
枝葉が生い茂り、空が見えないほどの森はマイナスイオンがたっぷり。
ぜひ白神山地で大自然のエネルギーを感じてくださいね!
入山に関してはルールもあるようですので、マナーを守って楽しい思い出をつくりましょう。
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